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2014年08月03日

キャロ現在形

 シンカーを通し、ゴムクッションを通し、スイベルを結び、リーダーを結び、フックを結んで、ようやく完成するキャロライナリグ。

 正直言って、リグを作るのが非常に面倒くさい(笑)




 だが、雑誌「Basser」で紹介されたキャロの登場が、キャロを多用するきっかけとなった。

 そのキャロというのが、フェロモンピックと呼ばれるワイヤーを使用したリグ。

キャロ現在形




 ワイヤーの先についている三つ叉のスイベルに、メインラインとリーダーを結び、リーダーの先にフックを結ぶため、3回結ばないといけないという点においては、やっぱり面倒くさい。

 だが、メインラインを切って、他のリグに変更しても、リーダーとキャロの部分を、仕掛け巻きに巻いておけば、またワンノットでキャロに戻すことができる。

 そのうちに、陸っぱりの釣りで使用するリグはキャロがメインになり、他のリグの使用頻度のが低くなっていき、最近の陸っぱりはキャロばっかり(笑)

 年に数回、宮崎に帰省という名の遠征にやってくるこの人も、このキャロの虜に!(笑)

キャロ現在形




 さて、キャロを多用する中で、いろんなことが分かってきた。

 その中で気づいたことを、とりあえずまとめてみた。





 キャロそのものは、フェロモンピックを参考にした自作のリグで、試行錯誤できる点は、せいぜいシンカーの形状や重さを変えるぐらい。

 自分は、細めのタングステンシンカーを使用しているが、細めのシンカーを使った方が根掛かりが少ない気がするからで、実際にはそれほど差は感じない。

 ただし、シンカーの重さは、非常に重要だと感じている。

 実際に釣りに行くときには、3.5g、5g、7gの3つを準備して、風の強さやポイントまでの距離で使い分けてきた。

 その中で、おもしろいことに気がついた。




 3つのシンカーの中で、一番数が釣れるのは3.5gなのだが、釣れるサイズが一番大きいのは7gなのである。

 これは、シンカーの重さを使い分けることで、数釣りをしたり、サイズを選んで釣ったりすることができる可能性があるということでは?




 そこで、釣りのスタート時には軽いシンカーを使い、ある程度魚を釣った後は、重いシンカーを使ってサイズアップを図るという釣り方を試してきた。

 毎回、狙い通りとはいかないのだが、シンカーのウエイトを使い分けることで、数釣りとサイズアップという釣り分けを、かなりの確率で成功している。

 先日のKNBの大会でも、キーパーがそろった後は、シンカーのウエイトを重くして、サイズアップを図ったところ、それまで釣れていたサイズより一回りも二回りも大きなバスを釣ることができた。

キャロ現在形




 さらにシンカーを重くすれば、さらにサイズアップができるのかも・・・と、どんどんシンカーを重くしてみたが、自分がキャロに使用しているスピニングタックルでは、快適に使いこなせる限度が7gで、陸っぱりだと7gでもかなり厳しい。

 最近は、陸っぱりだと3.5gと5gの2つを使い分けて釣りをしているが、さらにシンプルに考えるのなら、5gだけでも十分な気がしてきている(笑)




 なぜ、シンカーを重くした方がサイズがアップするのか、その理由はよく分からない(笑)

 シンカーを重くすることにより、フォールスピードがアップして、リアクションバイトを誘発している、そんなもっともらしい理由をつけることはできるのだが、本当にそうなのかは、バスに聞いてみるしかない。

 シンカーを重くした方がサイズアップするということ自体が、自分の思いこみの部分もあるので、あくまでもちょっと怪しいDEN理論なのである(笑)




 ちなみに、リーダーの長さもいろいろと試してみたが、短くするとキャロのメリットが感じられなくなってしまい、長くしすぎると使いにくくなるため、最近はロッドを基準にして80cmぐらいにしている。

 さらに長いリーダーにすることもあるのだが、これ以上リーダーを長くしても、劇的に釣れるようにはならないため、このあたりが妥当な長さなのかもしれない。




 それから、使うワームについては、スピニングタックルを使用していることもあり、3インチ程度のワームを使用している。

 数種類のワームを使ってみて、その日の反応を見るようにしている。

 よく使うのは、OSPのドライシュリンプ3インチ、ゲーリーヤマモトのカットテールワーム3.5インチ、ケイテックのスイングインパクト3インチの3つで、いずれも同じサイズのフックで使用できるところがポイントである。




 最後に、陸っぱりとボートでは、キャロの使い方が若干異なる。

 このキャロの特性上、遠くに飛ばすことができるので、遠投性能を生かして広範囲をチェックするために使用しているが、もっともバイトが多いのは、キャスト後、リグが着水してから、シンカーが着底し、ワームがノーシンカー状態で着底するまでの間と、フォーリング中がもっとも熱い。

 そこで、陸っぱりでは遠投性能を生かして、広範囲をチェックすることを意識して使用し、ボートでは狙いをつけたポイントで、フォーリング中のバイトをとることを意識して使用している。

 もちろん、陸っぱりであっても、狙いをつけたポイントをフォーリング中でのバイトをとることを意識して使用することもあるし、ボートでも遠投性能を生かした使い方をすることもある。

 でも、陸っぱりとボートのそれぞれの特徴を生かしてキャロを使うと、より釣果に結びつけることができると考えている。




 以上、備忘録を兼ねて、キャロ現在形をまとめてみた。

 この先、キャロをキャストする中で、もしかしたら全然違う方向に進んでいくことになるかもしれないが、そのときはキャロ進化形として、またまとめます(笑)



フィナ(FINA) T.N.S オフセット
フィナ(FINA) T.N.S オフセット

キャロに使用しているワームフックは、これの#3。このワームフックにぴったり合うサイズや形状のワームを使用するようにしてます。




カツイチ(KATSUICHI) デコイ キロフック ワーム17
カツイチ(KATSUICHI) デコイ キロフック ワーム17

キロフックの#3も、キャロに使用してます。




三菱化学 ジョイナーボスメント 50m 0.8号
三菱化学 ジョイナーボスメント 50m 0.8号

リーダーは、魚から見えにくいといわれるライトブラウンカラーのこれを使ってます。メインラインが4ポンドなので、リーダーも同じ4ポンド(1号)を使うことが多いです。




ポイズンアドレナ266L

ポイズンアドレナ266L

ボートでキャロをやるときに使っているロッドがこれ。自分のやるライトリグの80%以上は、これ1本で対応可能です!陸っぱりでは、270Lも使用してます。




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この記事へのコメント
こんにちは!
フェロモンピック・・・・面白いリグですね、海でも使えそうです。自作できませんかね?タイラバの時にでも試してみたいです。
Posted by esu3goesu3go at 2014年08月04日 08:01
>esu3goさん
フェロモンチェリーと呼ばれるリグの方は、海の根魚でもかなり効果があるみたいですよ!
Posted by DENDEN at 2014年08月04日 15:00
キャロを多用している私にとって非常に面白い話でした!

私のキャロは、ボートでは1g~3.5g。
オカッパリでは、3.5g~5gと使い分けてます。

ボートで一番使用が多いのは、1gです。
DENさんとは真逆の考えを持って、より軽い方向に向かいました。
よりナチュラルに・・・と言う考えです。

最近は重いキャロ(10g以上)も試してみようかなと考えていたので、
上手く使い分けが出来るようになればと思ってます。

使い手によっていろんな考えがあるんだなぁと、
改めてバス釣りの奥深さを感じます。

DENさんのキャロ進化形楽しみにしてます!
Posted by ケンティ at 2014年08月07日 21:29
>ケンティさん
同じキャロでも、使い手が違うと、いろんなやり方がありますね。
陸っぱりで通っているO湖では、無くてはならないリグになってますが、こればっかりになってしまう弊害も・・・(笑)
使うワームによっても、バスの反応がずいぶん変わってくるので、おもしろいですね。
Posted by DENDEN at 2014年08月12日 21:20