カバー打ちのキモ

DEN

2009年10月03日 06:50

 先週の土曜日は、久しぶりの単独釣行。

 今回は、野尻湖でボートを出してみることに。




 最近、野尻湖でボートを出すことが多いのだが、その中で練習しているのが、カバー打ち。

 目に見えるカバーは、基本的に叩かれていることが多いのだが、敢えてカバーを撃って練習をしている。

 ハッキリ言って、野尻湖のカバーは数が少ないし、しかも、ほとんど釣れない…(笑)

 でも、カバーを撃ち続けることで分かることもあるのでは?と考えている。

(ちなみに、今回言っているカバーというのは、竹や木、葉っぱなどが流されて溜まって浮いているところを差しており、数は少ないですが立ち木やスタンプなども含みます。)




 さて、今回の釣行の基本攻略法は、ハードルアーによる手返しのいい釣りをしながら、要所要所でのカバー撃ちという、オーソドックスなスタイル。

 午前6時に出船し、まずはバズベイトをキャストしながら様子を見ていく。

 今回は訳あって魚探無しの釣行となったため、過去の記憶を頼りに、キャストを続けていく。

 バズへの反応がないため、クランクベイトにチェンジして、キャストを繰り返していくが、反応がない。




 ボートを流しながらキャストを繰り返し得ていると、竹や葉っぱなどが吹き溜まっているカバーを発見。



 そこで、テキサスリグでチェックしてみることに。

 キャストしてフォールさせた感じでは、水深はそれほど深くはない感じ…

 ラインを竹に持たせて、水面までワームを持ち上げ、そこでシェイキングして誘っていると、1投目からバイト!

 フッキングと同時にカバーからバスを引きずり出し、無事キャッチ。






 よく見ると、カバーの周りに小魚の群れが見える。

 これが見えるカバーは、バスが着いていることが多い。

 そこで、少しボートを離して、5分ほど時間をおいてから、サイドキャストすると、またヒット!






 この繰り返しで、更にヒット!





 さらにキャストを続けたが、バイトがないため、カバーの横にある岬をクランクベイトでチェックしてみると、数投目にヒット!






 釣行開始から1時間でこの釣果!

 これは爆釣デーか?と思ったのもそこまでで、その後は反応のないまま、迷走を繰り返す。

 カバーを見つけては撃っていくことを繰り返していく中で、釣果には結びつかなかったものの、幾つかの発見をすることができた。




 5g、7g、10gとシンカーの重さを変えながらカバーにキャストをしていったのだが、やはりシンカーが軽い方が根がかりが少ない。

 ただし、浮きゴミの中にルアーを入れていくときには、シンカーが軽いと落ちていかないため、重いシンカーの方が釣りがしやすい。

 当たり前のことなのだが、今回の釣行ではマメにシンカーをチェンジしながらやったことで、カバーの濃さとシンカーの重さのバランスを何となくつかむことができた。


 また、野尻湖に多い竹のカバーについては、フシのところから出ている枝の部分にシンカーが挟まって根がかりしやすいので、難易度が高い。

 キャスト前によく観察をしてからキャストすることで、この手の根がかりを回避することができるのだが、これがなかなか難しい…

 ちなみに、カバー撃ちによく使用されるラバージグについては、自分のやり方では根がかりが多いため、最近はテキサスリグでやってしまうことの方が多い。




 さて、釣れない時間をずいぶん過ごした後、スタンプの多いポイントへ移動し、テキサスリグでチェックしていると、岸沿いでボイル発生!

 すかさず、手にしていたテキサスリグをキャストしてみると、フォーリングでヒット。






 今度はスタンプをクランクで狙っていると、小さなバイト!

 重みが乗ったところでフッキングすると、何だか重たい引き…

 ナマズか?と思いながら、挙げてくると、どうも様子がおかしい?

 釣れたのは何と…



 スーパービッグなスッポンでした(笑)

 いろんなもの釣ってますけど、スッポンは初めてでした…




 同じポイントを今度はジグヘッドリグでチェックすると、小さいながらも元気なバスがヒット。



 ここでお昼になったので、納竿。




 これまでの経験から、野尻湖ではカバーだからバスが釣れる、という簡単なものではなく、カバー+αが必要であると感じている。

 一番いいのは、ベイトがからんでいることなのだが、風が当たっているとか、地形の変化があるとか、よりいい条件のところにあるカバーが強い。

 この辺は当たり前のことではあるが、現在は釣れたカバーを観察することで、何が+αなのかを勉強中である。

 また、トーナメントレイクでもある野尻湖では、プレッシャーも高いので、カバー撃ちもPEラインを巻いたスピニングタックルによるパワーフィネスで狙っていくのが効果が高そうだが、今やっているのは14~16ポンドのフロロを巻いたMH~Hパワーのロッドによるベイトタックルでのカバー撃ちで、オーソドックスなスタイルである。

 パワーフィネスでやると、ブルーギルの方が反応がよかったり、ルアーが小さいためか、同じカバーであっても手数を多くしないとバスからの反応がよくなかったりするため、少し大きめのワームの方が効率がいいと感じている。

 カバー撃ちに限らず、バイトがないとルアーを小さくしていく傾向があるのだが、単純にバスがルアーに気づいていない場合もあるので、逆にルアーのサイズをアップするのも有効だと思う。

 


 次回は、このカバー撃ちに、フロッグも投入してみたい!

 ただし、太いPEラインって、近所の釣具店には船釣り用のしかないんですよね… 


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