今回のロッド入れ替えで手にしたロードランナーは、こちら。
写真左から5100LS・630MH・HB630M・HB630Lの4本。
ハードベイトスペシャル(HB)の2本で、ハードベイト全般をこなし、630MHと5100LSがソフトベイト全般を担当する布陣。
さて、実際に使ってみた感じですが…
名竿なのか、駄竿なのか、と問われたら、現時点では駄竿に近いですね。
これは、けっしてロードランナーが悪いのではなく、自分のテクニックがロードランナーの特性になじんでないためと思います。
まずは、キャスティングについて。
いつも通りにキャストすると、狙ったところに入らないんです。
最初の1時間は、ひたすらハードベイトをキャストしながら、ロッドに慣れようとしたんですが、これがなかなか上手いこといかないんです…
でも、ふと気を抜いてキャストしたとき、いい感じでキャストできたんです!
どうやら、ビシッと振り切るようなキャストではなく、ダラッとしたキャスト、というか、ロッドの曲がりを十分感じながらゆったりとキャストするといい感じのようです。
このコツをつかんでからは、キャストの精度はかなり上がってきました。
特に、ティップを回してキャストするサークルキャストは、すごくやりやすいですね。
それから、バックハンドキャストも狙ったところキャストしやすいのにビックリ!たぶん、バックハンドだと非力なので、いい感じにダラッとキャストできるからだと思います(笑)
あと何回か釣行すれば、キャスティングのフィーリングは合ってくると思います。
キャスティングに関しては、ロードランナー導入の一番の目的だったので、評価が厳しくなっちゃいますが、それでもポテンシャルの高さは感じることができました!
つぎに、感度についてですが、正直言って感度はかなり落ちると思います。
今まで使っていたデイズは、ロードランナーの半分の値段ですが、感度という点ではデイズの方が上ですね。
特に、630MHでテキサス&ラバジをやったとき、最初のうちは何をやっているのか分からなくて、あせってしまいました。
まあ、すぐに慣れましたけど(笑)
630MHは、ピッチングは非常にやりやすかったですが、他の3本に比べてロッドが硬い分、キャストは難しいですね。
それでも今まで使っていたMHの竿に比べて、キャストが劣るってことは全然ありませんが…
ただし、感度については、自分の釣りのスタイルだと、それほどロッドの感度を必要としないので、さほど問題にはならないです。
ロッドの重さで、微妙な振動を感じにくいのでは?と思ってますが、前回の釣行の後半では、微妙なバイトもとれるようになってきたので、慣れが解消してくれると思います。
感度がいいということは、バスのバイト時に違和感を感じさせやすいことにもつながるので、このあたりは使用する人の考え方次第ですね…
自分は手元に来る振動より、ラインの動きやティップの曲がりでバイトを取っていくことが圧倒的に多いので、そういう面ではロードランナーは自分に合っていると思います。
ロッドエンドのバランサーの数を調整することでも感度は変わってくると思うので、次回は数を変えながらやってみようと思ってます。
それから、ハードベイトスペシャルには、カルカッタ(ナイロン14ポンド)をセットしてみたんですが、ルアーの振動を感じにくかったです。
このあたりは慣れも必要なのでしょうが、ギア比が低くトルクのあるカルカッタは、以前のロッドでも振動を感じにくくなりがちだったので、次回はメタニウムMgにフロロラインをセットして、比較実験してみようと思ってます。
ここ最近、ソフトベイトもハードベイトもメタニウムMgを使ってきたので、その方が慣れているし、自分に合っているかもしれません。
最後に、今回48cm、45cmを釣った唯一のスピニングロッド、5100LSについてですが、思ったより柔らかくないんですが、ロッドが短いので、キャスト精度は非常に高いですね。
ロッドが短い分、飛距離が心配だったんですが、ガイド径が大きいためか、ラインがスムーズに出て行くので、ボートからの釣りだと飛距離は十分です。
今回はフロロ4ポンドを使用しましたが、このガイドセッティングだと、まだ太い糸を使っても、キャストしやすいと思います。
雑誌等で見ても、ロードランナー使いは比較的太いライン(6~8ポンド)をスピニングにセットしているので、きっとその方がロードランナーらしさを引き出せるのでしょうね。
魚をかけたときの竿の曲がりは、非常にいい感じで、2本の40UPの引きを余裕でいなしてくれたので、やりとりもスムーズでした。
現在の自分のスタイルだと、スピニングでヘビーカバーを攻めることはほとんどないので、5100LSのトルクがあれば、スピニングはこれ1本でもOKのようですが、可能であれば、もう1本600LSあたりを購入しようかと思ってます。
現在の4本の布陣で、最低限の釣りはこなせそうですが、ライトテキサス(5g)やヘビーダウンショットをやりやすそうな630Mや、スピニングの釣りをサポートしてくれそうな600LSの2本があれば、更にいい感じで釣りができそうです。
ただし、ネットで色々検索してみたのですが、630Mは中古でも数が非常に少なく、新品でも在庫を持っている釣具店が少ないようなので、先に中古で手に入りやすい600LSを購入しようかと考えています。
キャストと感度については、今後使用していくにしたがって、自分のフィーリングと合ってくれば、駄竿から名竿へと変わっていくことでしょう。
いろんなインプレを見ましたが、使ってみての感想は「合う人と合わない人がハッキリ分かれる竿」って感じでした!
でも、初日からいいバスが釣れたところを見ると、総合的には自分に合っているのだと思ってます。
次回の釣行が楽しみです…