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2008年05月16日

自己嫌悪

 先日、長男が神妙な顔で「お父さん、話があるんだけど…」と言ってきた。

 「何?」と聞いてみると、どうやらスポーツ少年団に入りたいらしい。



 う~ん…

 やる気は認めるが、スポーツ少年団に入ることは、長男が思っている以上に大変なことなのだ。

 その辺りを長男は分かっていっているんだろうか?



 長男にその辺りをストレートにぶつけてみた。



「スポーツ少年団にはいるってことは、遊ぶ時間がなくなるし、テレビを見る時間もなくなる。

 練習があって疲れていても宿題はちゃんとやらないと行けないし、土曜日や日曜日の半分は練習試合や大会でなくなる。

 今までみたいに週末にゲームをしたり釣りに行ったりはできなくなるし、放課後に友達と遊ぶってこともできなくなる。

 そういったところを全部できなくなっても、それでもスポーツ少年団に入りたいって言うなら、考えてもいい。」



 長男からは返事がない…



 続けてストレートにぶつけてみた。

「入ってみたけど大変だから辞める、っていうのは絶対に許さない。

 やるからには切りのいいところまで続けないといけない。

 少なくても6年生の卒業するまでは、絶対に辞めることは認めない。

 これは、お父さんやお母さんがやらせることではなく、自分がやりたいって言って始めることなのだから、絶対に最後までやり通させる。

 少々体調が悪くても、練習を休むことは許さない。

 まして少年団が理由で宿題をしないとか、勉強が分からなくなるとか、学校を欠席しないといけない、なんてことは絶対に許さない。

 何かを始めるということは、それだけの覚悟がいるんだよ!」



 うつむく長男…



 さらに続ける父。


「おまえが、少年団に入るっていうことは、お父さんやお母さんも同じように土曜日と日曜日がなくなるってことになる。

 だから、中途半端な気持ちで少年団に入られると、お父さんもお母さんも迷惑だ。

 その辺りまで含めて、もう一度よく考えて、それでもがんばりたいって言うなら、もう一度言ってこい。」



 うつむいたまま去っていく長男…


 翌日、「やっぱり入るのやめる。」と長男が言ってきた…




 子どもたちがやりたいっていう気持ちは、できるだけ尊重してあげたいと思う。

 でも、今のスポーツ少年団のあり方には、少々疑問もある。

 以前、スポーツ少年団のコーチをしていたとき、教師としての立場とコーチとしての立場に苦しんだことがあった。



 少年団に入っている子どもたちは、月曜日に元気がなかったり、体調がいま一つの子が結構多い。

 中には、土日に大会や練習試合があって、宿題をできなかったと言ってくる子もいる。

 また、少年団内での人間関係を、学校生活に持ち込んで問題になることも多い。



 それに、学級で何かレクリエーションでもやろうかと計画すれば、「少年団があるから!」という理由が当たり前のように言われ、せっかく決まった計画が実行できないことも多かった。

 少年団があるなら、少年団に行けばいい。

 何も学級のレクリエーションを取りやめさせる必要はない。

 自分でどっちに行くかを決めればいいことだと思うし、これる人だけでやればいいのではないか?

 レクレーションを好きでやりたいと言っている子と、スポーツ少年団を好きでやりたいと言っている子がいるのなら、それぞれ好きなことをやればいい。

 それなのに、スポーツ少年団もレクリエーションもやりたいと言って、子どものワガママを通すのは、何かおかしいと思う…



 同僚の教師からは、宿題をしてこないことや月曜日の様子などが、コーチである自分にその都度、報告される。

 教師としての立場で言えば、おっしゃるとおりと言うしかない。

 だが、コーチとしての立場では、そう言うことが出来ない。

 がんばる子どもたちがいる以上、なんとか結果を出させてあげたいし、少しでも上達させてあげたいし、何よりスポーツを好きになって欲しい…



 ずいぶん長い間、教師としての立場とコーチとしての立場の板挟みで苦しんだ。

 その結果、コーチを辞めることになった…



 今までの経験や感じたことを長男に話し、その結果、長男が下した判断に異論はない。

 しかし、正直言えば、それでもスポーツ少年団に入りたいって言ってきて欲しかった。

 長男のやりたいって言ってきたことを「頑張れ!お父さんも応援するよ!」って言ってやりたかった。



 自分が長男に言ったことは、間違っているとは思わないし、他のセリフがあったとは思わない。

 でも、結果的にせっかくやる気になった長男の気持ちに水を差してしまったのは事実である。



 間違ったことをしたとは思わないんだけど、今、すごく自己嫌悪におちいってます… 




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Posted by DEN at 20:20 │独り言
この記事へのコメント
オイラも少年団に入ってました。

正直、この文を読んでその時の親の気持ちが分かった気がしました。

父親と教師、二つの立場で子供達と接しなければならない・・・。

大変そうですね。

でもDENさん、頑張って!!
Posted by at 2008年05月16日 22:21
子供のうちはなかなか親の気持ちが分からないもんです。


今はなぜ父親が反対する様な事を言うのか理解が出来ないかも知れませんが、DENさんの心遣いがやがて伝わるのではないでしょうか?


立場的に色々難しいでしょうが、頑張ってくださいね!!
Posted by みや at 2008年05月16日 22:30
うちの娘は4歳からピアノ習ってます
本人がやりたいといったからやらせました
たぶんその時はピアノを習うということの
事の重大性に本人は気づいてなかったと思います
ピアノ習うからには毎日練習させてます
本人もいまのところ自発的に毎日やっているようですが
学校から帰りピアノ、勉強の他にゲーム、TV等などやりたい事はあるけど時間がないってのに
だんだん気がついてきてるようです
本人には、お前の意思で始めたことだから
お前がピアノ嫌いになったりするのが面倒だって思ったらいつ辞めてもいい
その代りどんなにしたい事があっても二度と習い事はさせない
って言ってます
結構マジで怒った事が何度かあるので
今のところ頑張ってやってるみたいですが
そのうち友達と遊ぶのが一番になったら
どうなるんだろ?と心配ではあります
子供の習い事等は難しいですね
Posted by RB at 2008年05月16日 22:45
今晩わ!
何処の家庭でも同じ様な経験や悩み事があるのですね。我が家でも長男が小学4年の時にリトルリーグに誘われて野球やりたいと言って来た事がありました、将来は甲子園に行ってと夢があったようですが、最後は良く話し合って野球は諦めました。チョット野球が上手だからと言っても中々難しいですからね。自分で判断できるまでは親の責任だと思っております。今は医者になって頑張っておりますよ。
Posted by esu3goesu3go at 2008年05月17日 00:26
>雅さん
学校では教師、家では父親、釣りに行けば師匠、少年団ではコーチ。
引っ越す前は、息子に対して、4つの立場を使い分けてきました。
現在は、父親と師匠のみですので、ずいぶん楽になりました(笑)

>みやさん
「親の心、子知らず」と言いますが、親になって初めて分かることもたくさんありますね…
できるだけ分かるように自分の思いを伝えたつもりですが、本当に分かってもらえるのは、ずいぶんさきになるのかもしれませんね。

>RBさん
始めたことは、ある程度のところまでは続けさせる必要があります。
でも、実際には続けることが大変なんですよね。
子どもって、いろんなことをやりたがるんですが、よくよく考えさせてやらせないと、結局は挫折を味わうだけになってしまいがちです。
RBさんのやり方、自分も同じだと思います。

>esu3goさん
何を1番に持ってくるかが大切ですね。
我々夫婦としては、小学生の時には思いっきり腹一杯遊んでもらいたいんです。
この時期、遊びを通して学んだことが、後々役に立つと思うからです。
少年団が悪い訳ではないんでしょうが、それ以上に今体験して欲しいこともいっぱいあると思ってます。

ということで、今から息子たちとザリガニ釣りに行ってきます(笑)
Posted by DEN at 2008年05月17日 11:00
まいど!パンクです。

大人って……ねぇ

現実は勉強も習い事も両方こなす事は無理って分かってるのに、そーゆー言い方しちゃうんですよねぇ。

実際はバランスよくどちらもやってくれるのがいいんでしょーけどね。

DENさんの言う『覚悟』が欲しいばかりに柔らかい言い方は出来ないんですよねぇ。
親としては、それくらい真剣に取り組んでくれるなら、やりたい事を応援出来るんですが。

長男クンいつ解ってくれますかね。


『親思う心に勝る親心』
Posted by パンク at 2008年05月17日 15:06
痛いほどよく分かります。
親の気持ち、子どもの気持ち。
DENさんが、自己嫌悪におちいるのも分かります。
でも、答えは無いんですよね。
一番大切なのは親がブレない事だと思います。
Posted by ひろぽん at 2008年05月17日 17:56
>パンクさん
中途半端にやるぐらいなら、やらない方がまし。
でも、やってみないと分からないこともあるし…
息子はもうすっかり気持ちが切り替わってますが、父はまだまだウダウダです…

>ひろぽんさん
そうですね、親がぶれないようにしていきたいです。
ぶれないためには、普段からいろんなことをキチンと考えておかないといけないんですよね…
子どもの成長に合わせて、父親も成長しなきゃ駄目ですね…
Posted by DEN at 2008年05月17日 19:38
いやいや。正論ですよ。
中途半端な気持ちではじめると、中途半端で終わってしまいます。
結局、身につかないですからね。
長男さんお友達が入団しているんですかね?もしかして。
友達を作りたければ、学校で作ればいいと思います。別に、わざわざ、入団してまではと。

水をさしたのではなく、いい方向に修正したと思ったほうがいいですよ。

うちも、そんな感じで言われてますが、一切お断りしてます。
とにかく、今は、勉強と遊びを両立させることを考えさせてまして、次のステップへは、まだ早いですから。

むずかしぃ。
Posted by かぼちゃのおばけ at 2008年05月18日 01:19
>かぼちゃのおばけさん
長男の話しぶりでは、どうやら友達が少年団に入っていて、誘われたようです。
野球に興味がある、ってこともあって、乗り気だったんでしょうね。
でも、子どもが少年団に入るということは、子どもも覚悟が必要ですが、親も覚悟が必要なんですよね…
Posted by DEN at 2008年05月18日 05:41
再び登場です。
甥っ子も野球チームに入ってまして、そりゃあ、もう、勉強もこなしながら野球もと。
子供ながらに頑張っていますけど、何もそこまで、今からやらなくてもといった感じですね。
ただ、家族ぐるみで、人の輪が増えていくというのは魅力ですけど。

子供にとっても親にとっても、メリット、デメリットはありますね。
それをどう乗り切るかですよね。
Posted by かぼちゃのおばけ at 2008年05月18日 08:38
>かぼちゃのおばけさん
学校でクラスの子どもたちを見ていて、両立できている子って、ホント少ないです。
今のところ、メリットよりデメリットの方が多いような気がしてます…
Posted by DENDEN at 2008年05月18日 19:09