続・太公望の独り言

　雑誌などで見かける今江プロの言葉の中に、「終点のルアー」という言葉がある。

　そのジャンルの中で、もうそれ以上いじりようのない完成されたルアーを指す言葉らしい。




　サンデーアングラーの自分には、どのルアーが終点ルアーなのか分からない。

　だが、あれこれ使っている中で、同じジャンルの中で他の物よりよく釣れるルアーがいくつかある。

　もちろん、自分のよく行くフィールドの状況に、そのルアーが合っているという理由もあると思うし、まだ使ったことのないルアーの中には、今自分が使っているルアー以上に釣れる物もあるのだと思う。

　でも、あれこれ試してみた結果、自分の中で定番になっており、「終点」といってもよいルアーも存在している。




　とりあえず、現時点での自分のボックスから外せない定番のルアーの中で、漁獲量の多い「終点」ワームが３つ。




　１つめは、ネコリグで多用するスワンプクローラー。

　ネコリグを使うようになってから、１袋にたくさん入っているという理由で使い始めたスワンプクローラーなのだが、あれこれ他のワームを使用してみても、ネコリグに限っていえば、スワンプクローラーを越えるワームに今のところ出会っていない。

　１／３２オンスのネイルシンカーを入れ、熱収縮チューブをセットして使用しており、最近はベイトフィネスタックルでもシンカーを１／２０オンスにして使用している。

　よく釣れるという要素が一番なのだが、コストパフォーマンスにもすぐれ、カラーも豊富なため、自分の中ではネコリグの終点のルアーになっている。




　２つめは、ジグヘッドワッキーで使うスリムヤマセンコー５インチ。

　ジグヘッドワッキーも、フリックシェイクに始まって、あれこれいろいろと使ってみたが、自分の使い方で一番魚がよく釣れるのは、やっぱりスリムヤマセンコー５インチなのである。

　正直言って、ゲーリー素材は塩がたくさん入っているため、他のメーカーのワームよりもちが悪いのだが、このゲーリー素材故によく釣れるのだから仕方がない(笑)

　以前は、１／１６オンスのジグヘッドを使っていたのだが、最近は少し軽い１／２０オンスあたりのジグヘッドを使用することが多い。

　よく釣れるが故に、ついつい多用してしまうため、他の釣りの可能性を探そうとできるだけ使わないようにしているのだが、それでも困ったときには頼りになるのが、スリムヤマセンコー５インチのジグヘッドワッキーなのである。





　そして３つめが、ジグヘッドリグで使用するスティールベイト４インチ。

　ボディ後半のリングワーム状の部分がフレキシブルに動く構造でありながら、ジグヘッドリグではそれほど激しい動きをするわけではない。

　でも、それが逆にいいのか、フィールドを問わずに本当によく釣れる。

　ジグヘッドでの使用が多いのだが、ダウンショットでも使い勝手がよく、シークレットな使い方としては、ネコリグで使うと、これがまたよく釣れる！

　最近は、チャターベイトタイプのルアーに適したスティールベイト改も出ているようなので、そちらも要チェックである。





　とりあえず、新製品は一通り試してみるのだが、ここ数年、ボックスから外れることのない定番アイテムになっているのが、この３つのワームなのである。








reins(レインズ) スワンプ
自分はZBCの物を多用してますが、レインズにしかないカラーもあり、どちらも無くてはならないです。





ゲーリーヤマモト(Gary YAMAMOTO) ５インチ　スリムヤマセンコー
実は、ネコリグで使ってもよく釣れるワーム。自重があるので、軽めのジグヘッドで使用してます。





STILL HUNT(スティール　ハント） スティールベイト
ジグヘッドで使用した後は、ワーム用の接着剤で補修して、ラバージグやスピナーベイトのトレーラーとしても使用してます。釣具店で見つけては購入してしまうワームの１つです。