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2008年08月31日

フットボールラバージグ考察

 今江プロが、雑誌の取材で、ビッグバスを釣っていたことから、ちょっとだけブームが来たかのように思えたフットボールラバージグだが、そのブームは今は…



 さて、最近ラバージグといえばライトラバージグを指すことが多かったのだが、ここ最近、自分の中で3/8〜1/2オンスクラスのラバージグを見直してきている。

 ラバージグの一番の特徴は、釣れる魚が大きいこと。

 ガード付きの物は、カバー攻略に適しているが、スナッグレス性能については正直なところテキサスリグの方が上だと感じている。

 そのため、自分の中ではオープンウォーターやライトカバーでの使用が多く、他にはブレイクなどの水中の変化をチェックするのに使用していた。

 使用するラバージグも、ガード付きであることが前提だったので、必然的にコブラヘッド(アーキーヘッド)のガード付きを使用してきた。



 実は、昔、フットボールラバージグもかなり使い込んでは見たのだが、根がかりの多さに閉口し、使用を止めたという経緯がある。

 当時もフットボールラバージグにガードを付けるという構想はあったのだが、わざわざガードを付けるぐらいなら、はじめからガードのついているコブラヘッドのもので十分では?と考え、ガードを付けるまでには至らなかった。

 正確に言えば、ガードを付けてみたこともあるのだが、その構造上、ガードを付けるのに必要な穴の深さを確保できなかったため、あってもなくてもいいようなガードしか付けられなかった。

 もっといい方法がないかと、試行錯誤の末、比較的効果があったのが、80ポンドのナイロンラインをガードの代わりに付けて、そのナイロンラインのガードの端をワームに突き刺してやるというもの。

 まさに、イマカツのゴブリンと同じ発想なのだが、ナイロンが思ったより柔らかくて十分なガード力が得られなかったことと、これ以上太いラインが近所に売っていなかったこと、さらに瞬間接着剤ゼリー状みたいな便利な物がなかったため、接着に時間がかかっていたこともあって、フットボールラバージグを使用することはなくなってしまった…



 しかし、ここ数年、今江プロがフットボールラバージグによるリアクション釣法で、ビッグバスを連発していたのを受けて、再度フットボールラバージグを使ってみることに。

 80ポンドのナイロンラインガードと同じシステムで、今度は70ポンドのフロロカーボンラインガードを装着したところ、これが非常にいい感じで、根がかりを回避してくれた。

 しかし使っていく内に、フットボールラバージグである必要性が見いだせなくなってきてしまった。

 通常のラバージグのウエイトを上げたものでも、同じようにリアクション釣法が可能だったことと、手間暇をかけて作ったフットボールラバージグより、ジグヘッドワッキーの方がよく釣れたことなどから、せっかくフロロカーボンラインガードを装着したフットボールラバージグが、大量に不良在庫として残ることになってしまった。



 だが、マイブームは巡ってくるもので、最近、密かにこの不良在庫と化したフロロカーボンラインガードを装着したフットボールラバージグを使用して、結果を出してきている。

 結果が出ている状況は、実は陸っぱりでのこと。

 オーブンウォーターのディープを素早く攻められるルアーとして、このラバージグを使用したところ、非常に使い勝手がよく、バスからの反応もよい。

 当然、コブラヘッドのラバージグでも試してみたのだが、フットボールの方がバスからの反応がいいという結果が出てしまった。



 コブラヘッドとフットボールの違いを、浅いところで比べてみたところ、フットボールの方がトレーラーのワームが立ちやすく、遠投したときのズル引き状態の時でも、アピール度が高く、なおかつトレーラーが立っているのでバスも吸い込みやすいのではないか?という結論に達した。

 また、コブラヘッドのラバージグだとウエイトが大きくなれば、それだけフックも大きな物を装着してあることが多く、小さなワームをセットしにくいとという状況があったのだが、フットボールだと比較的小さめのフックを装着してあることが多く、トレーラーのワームのサイズを選ばないところも優れている。

 ただし、ノーガードのフットボールだと、根がかりが多くてとても使えない。

 フロロカーボンラインガードを装着することで、同じサイズのガード付きコブラヘッドのラバージグと同程度の根がかり回避が可能になった。

 陸っぱりでのズル引きの場合、根がかりの多くはヘッドが岩などの隙間にはいりこんでいることが多いため、状況によってはフットボールの方が隙間に入りにくい事も多く、使用感としては特に根がかりしやすいという感じはない。



 こうして、フットボールラバージグによるボトムズル引きという古くて新しい釣法が、自分の中の陸っぱりの持ち駒として加わることになった。

 この釣法の利点の一つは、ガード付きのフットボールラバージグが市販品で少ないため、真似されにくいということもある。

 まあ、これやったから必ず釣れるっていうものでもないので、気が向いたら真似してみてください…

 おすすめトレーラーワームは、塩の入っていない浮力の高いワームで、廃盤になってますが、プロズファクトリーのエアテールパドルが非常にいい感じですよ!

 ちなみに、エアテールパドルは、かくれた名品ですので、見つけたら即買いしてます(笑)





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この記事へのコメント
ゲーリーのフットボーラー河辺を思い出します(笑)
基本的に私もテキサスの使用頻度が高いです。
常に子供に教えながらの釣りでしたので・・・
陸っぱりメインで根がかりの多いリグはなかなか使いません^^;
まぁ腕がないっちゃぁないんですが(笑)
子供ってのは私がやることなすこと真似したがりますから^^

子供たちも釣り歴10年以上なんで今は新しいのをどんどん吸収してます。
私のが昔のスタイルから変わってません(汗)
エアテールパドル・・・何個か残ってます^^
Posted by スピッツ at 2008年08月31日 10:20
僕はフットボールの使用頻度はかなり多いほうですが、ボート限定なんですよねぇ。
基本的にフットボールは、食い渋った時のリアクション狙いなので、ショートバイト電撃アワセ。そのため、あえてノーガードを選択して使ってます。

でもオカッパリでフットボールを使いたい時があるので、今後はガード付きも使ってみたいですね。

それより、ゴブリンと同じ発想をしていたDENさんが凄いっす!
Posted by ケンティ at 2008年08月31日 18:59
エアテールパドルは私もフェイバリットワームで
一生分のストックは確保してます
あのフルーティーな香りも癖になりますよね
Posted by MU at 2008年09月01日 00:44
>ケンティさん
「ガード付きのフットボールが市場にない=使用頻度や適した状況が限られている」ってことだと思います。
じゃあ、限られている状況ってどんな状況なんだろう?って思うところから、カード付きフットボール作成がスタートしました。
最初は、プール掃除に使うデッキブラシの毛や、髪をとくブラシの毛などを使ってガードをつけていたんですが、最終的にナイロン80ポンドにたどり着きました。
でも、穴を開けるのは、普通のキリ、接着剤も普通のボンドしか無かったので、作業はすごく大変でした。
今はピンバイスドリルもゼリー状の瞬間接着剤もあるから、すごく楽になりましたよ(笑)

>MUさん
最近の猛烈に臭いワームに比べて、あのニオイはすごくいい感じです♪
昔のワームオイルって、フルーティな香りが多かったんですけどね。
ストロベリーとかグレープとか…
バークレーやエコギアのワームも、もうちょっといい香りだといいんですけどね(笑)
Posted by DEN at 2008年09月01日 06:00
フットボールジグヘッドがにわかにクローズアップされたのですね。
私もこないだ釣具屋で発掘したフラグラブとフットボールジグヘッドの組み合わせで真似してみます。
(ワイアーガードも現物を見たらたぶんすぐやります、マネッコですいません)
Posted by 猫餌同盟 at 2008年09月03日 09:28
>猫餌同盟さん
意表を突いたところに行ってるでしょ!
って、そうでもないですかね?
盲点を突こうと色々やっているんですが、盲点過ぎて自分もよく見えていない気がします(笑)
Posted by DENDEN at 2008年09月03日 19:11